「小さな幸せ46こ」
吉本ばななさんのエッセイ。
表紙のタムくんのイラストからしてなんともいえず幸せ。
今や大作家のイメージがあるばななさんだが、
ささいなことも、好きなことはすごく好きで、
泣きそうになるくらい大切にしてて
平凡な幸せをすみずみまで味わいつくす人だと思った。
いや、幸せを感じられるということは、そのぶんつらいことや悲しいことを
経験しているということだ。
幸せというものはあとから気づくもの。
私もにゃみ松がいなくなったら、一緒に暮らせたことがどれだけ
幸せだったかを実感するんだと思う。