「かわいい女の子 メイベルのぼうけん」
大野八生さんという、造園家兼イラストレーターの方の挿絵がとても好きで、
見つけた児童向けの本。
表紙に描かれたケーキのなんておいしそうなこと!
でも、「ゴキブリの」というところを見逃してはいけない。
メイベル、リボンなんかつけちゃってかわいいけどね。
メイベルはかたみのせまい思いをしながらも、
床に落ちる前の、お皿にのったごちそうを一度でもいいから食べることを夢みている。
そのくいしんぼうのせいで繰り広げられるおそろしい事件の数々!
メイベルの身になっても、「もれなくきちんと」している奥さんの身になっても
どっちも「ギャーッ!!!」って感じ。
メイベルのかわいさに見入るも、頭の中ではリアルゴキブリがこっちにむかって
飛んでくる恐怖が味わえる。
「本文イラストより 」
うちには優秀なゴキブリハンターがいるので、
自分がフリーズするシチュエーションが今のところはない。
そうそう、あとノミのヘンリーとハエのモーリスも出てくる。
もし、こいつらと等身大で戦うとしたら絶対に勝ち目がないどころか、
恐怖とともに一撃でやられる。
だからみんな虫が怖いんだろうね。
世の中のものって、人間にとってホントちょうどいい大きさにできているなって思う。
メイベルたちの悲哀と友情と勇気と、素敵な挿絵の本
おもしろかった~!