タナカさん
おいら、ぴよ松です。
しばらく前から、おとなりに
たぬきみたいな野良のシャム猫さんがきてるんです。
夕方6時くらいにきて、
ごはんがもらえるまでいつまでもしんぼうづよく待ってます。
でもときにはもらえないこともあって、
翌日の6時くらいまで待ってたことがありました。
ねこ松おばさんがみかねて、一回だけごはんを出してあげたんですが、
タナカさん (おばさんがかってに命名しました) は、ごはんをペロリとたいらげても
かえろうとはしませんでした。
なぜなら、タナカさんはおとなりのおじさんのことが大好きだからです。
そんなタナカさんのうしろすがたがふびんでならないと、おばさんは言いますが
ぴよは、タナカさんがそんなに不幸だとは思いません。
「星の王子さま」にでてくるキツネの話にもあるように
タナカさんは、おじさんにやさしく話しかけてもらってごはんをもらうのが
毎日毎日、楽しみで楽しみでしかたなく
夕方になるとそわそわするのです。
ぴよもおばさんが台所に立つとうれしくてうれしくて
シンクの上にのってしまい、いつもおこられています。
ぴよもタナカさんといっしょに、ごはんをもらいに並びに行きたいです。
ぴよのチャームポイントはマッシュルームのようなお鼻。むふ~んっ。