人に親切をする、される喜び
昨日は楽しみにしていた多肉イベント第2弾。
地図で場所を確認して自転車で出たが、やっぱり迷ってしまった。
何十年この街に住んでるんだ、自分!
町名と方角だけはなんとかわかるものの、位置がさっぱり頭の中で組み立てられない。
こうなると人に聞くのが一番なんだけど、
教えてもらっても最初のところしか覚えられない。
例えば、
「ここをまっすぐ行って、大きな道路を左に曲がるとしばらくして駅があって・・・」の「「ここをまっすぐ行って」の部分だけ。
後は行けばなんとかわかるだろうと思うのだが、やはりわからなくなる。
そうか、だから迷子になるのか!
そんなこんなで予定30分のところ2時間半もかかってしまい、
イベント会場についたところで、目ぼしい物はほとんどなくなっていた。
落胆するも、道を尋ねた人達がみんなものすごく親切だったのが救いだった。
懇切丁寧に説明してくれて「あらあら、遠いとこから来たねぇ」とか
「がんばって!」などと励まされたおかげで、暑さと疲労で気を失いそうになりながらも無事に帰ってこられたのだった。
夕方は、鉛のようになった体を引きずってスーパーへお買い物。
とにかくアイスクリームしか食べたくない!
で、アイスを2個買ってレジに行くとコワモテのおじさんが前にいた。
このおじさん、カートの上段と下段にありとあらゆる食品を山盛りに積んでいるのだ。
お肉だの天ぷらだの子供向けのお菓子だの。
するとおじさんが、私のかごを見て「先にどうぞ」なんて言ってくれたのだ。
「いえいえ、お構いなく」などというやり取りを数回したのち
レジの女の人まで「どうぞ、どうぞ」と言ってくれるものだから、
お言葉に甘えることにした。
譲ってくれた人も譲られた人もみんなが嬉しかったはず。
一日中誰とも会わず、当然人との会話もない私にとって、
今日はいろんな人の親切が身にしみてあたたかかった。
「あたしがいつも話かけてるじゃない!」
おお、そうだったね!